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ペットボトル症候群

この時期、汗をかくお仕事の人が、水分補給としてスポーツ飲料や清涼飲料水を飲む人がいます。

特に、スポーツ飲料は、身体にいい、きっと熱中症予防にも役立つだろう、と選択する人も多いです。
適切に飲めば、スポーツ飲料もとてもいい飲み物ですが、不適切に飲むと、病気を引き起こす恐ろしい飲み物でもあります。

 

2型糖尿病をすでに持っている人は、清涼飲料水(ジュース)を飲むことを控えるようにしている人が多いでしょう。

しかし、健康診断で血糖値が高め、受診すすめる、というような人で受診していない場合、うかつにも大量の清涼飲料水を飲む、という手段に出てしまう人がいます。
大量の単純糖類(ブドウ糖や砂糖)は血糖値を上昇させ、インスリンの分泌を促します。
常にそのような状態となると、インスリンの効き目が悪くなったり、分泌が悪くなったりし、血糖値が上昇しっぱなしになります。

血糖値が上昇しつづけると、高血糖状態が持続し、のどが渇く、尿が多い、全身倦怠感が強くなります。
のどが渇くし、疲れてるから、またジュースを飲みます。
また血糖値が上昇し、高血糖状態が悪化、さらにのどが渇く、尿が多い、全身倦怠感が強くなります。足もよくつります。

そうこうしているうちに、倦怠感が強く、受診し、血糖値700mg/dLです、脱水もあります、ということで、入院になります。

それでも受診せず頑張った人は、嘔気が出現しはじめ、食事がとれない、水ものめない、身体は驚くほど重く動けない、とう状態で受診します。
高血糖にケトーシスが加わった状態です。即入院となるでしょう。

 

入院後は不足しているインスリンを注射で補い、ジュースをやめて食事を摂取、1週間ほどで高血糖も改善し、倦怠感も減ってきます。
夏のこの時期、ペットボトル症候群といわれる清涼飲料水ケトーシスにより入院される方が増えます。

水分補給、塩分補給、糖分補給、それぞれとても大切です。
しかし、バランスを欠くと、糖尿病の素因のある人、糖尿病の人にとっては致命的な状態に陥ります。

自分の体が欲しているものを察知して、補給できるといいですね。

 

【引用】糖尿病教室★知識はあなたを救う

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