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ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドロームとは2007年に日本整形外科学会が提唱した概念で、年を重ねることによって筋力が低下したり、関節や脊椎などの病気を発症したりすることで運動器の機能が低下し、立ったり、歩いたりといった移動機能が低下状態を指します。

ロコモ自体は病気ではありません。
しかし、ロコモになる、ということは、血糖値が上がるリスクがあるととらえることができます。

筋肉が減る、とうことは、血糖値を調節する組織が減る、つまり高血糖になりやすい、ということにつながるからです。

糖尿病だからロコモになるということもあります。
高血糖が持続しているから、身体を動かすことがしんどくなって、筋肉量が減ってしまう。

逆に、運動不足で筋肉量が減ってロコモになってしまったから、血糖値が上がり始めて糖尿病になる、という場合もあります。
互いに影響しあって、全身の機能低下を引き起こしています。
歩いたり、立ち上がったりができにくくなる前に、適切なリハビリや治療を行うことが大切なのです。
脊柱管狭窄症、変形性関節症、骨粗鬆症が運動機能低下の引き金となる場合もあります。

 

そして今、子供たちの生活が、ロコモを加速させるのでは?と言われています。
新型コロナウイルス感染症対策で、外出制限があり、飛んだり跳ねたりする全身運動ができない状況にありました。
また、ゲームで遊ぶことが増えて、公園で鬼ごっこするなど外遊びが減っています。
子供たちの体の柔軟性や瞬発力も低下していて、こけたり、つまずいたり、こけても手をつけない場合もあります。

 

それと共に、子供たちの2型糖尿病も増えています。
慢性的な運動不足、間食の増加、食事の質の低下、不規則な生活、睡眠不足、様々な要因で生活習慣病予備軍の子供たちが増えてきています。

この子供たちが大人になり、高齢者になれば、どうなるのでしょう?
ロコモ間違いなし、ということをイメージしてしまいます。
実際的にどうなるのか、検証して、まとめられたものはないようですが、今後、発表されることが容易に予測できます。

 

子供たちを守るのは大人の役目。
高齢者が運動するときには、一緒に子供達も運動するような家族関係であれば、家族全員の健康寿命が延びること間違いなしです。
適切な量の栄養バランスのとれた食事。そして全身運動。そして、深呼吸に気持ちの良い睡眠。

健康寿命が延びることは、人生を楽しめる時間が増えるということ。
病気になる前に、病気の予防を心がけたいものです。

雨の合間に、しっかり腕を振って、散歩しましょう。
そしてその前後には、筋肉を伸ばして、気持ちよくストレッチ。
けがのないように、です。

 

【引用】糖尿病教室★知識はあなたを救う

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