尾形乾山 没す
1743年の6月2日、
偉大なる陶芸家であり、画家の乾山が、
江戸の長屋で「孤独死」をした日だそうです。
なんでも・・
長屋の住人に発見されたが葬る金もなく、
生前に輪王寺宮に庇護されて、
窯場を開いたらしいということから・・
輪王寺で1両をもらって葬式を出したという云われが。
そして、乾山は
実兄の尾形光琳と並ぶ大芸術家でもありましたが・・
二人の性格は対象的で、
光琳が派手好みであったのに対し、
乾山は内省的だったとのこと。
享年80歳。
その当時にしては長生きであり、
ともかく、謎の多い人生だったようです。