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ロコモと糖尿病予防に歩行運動

暑い時期にですので、朝晩の涼しい時間での歩行運動(ウォーキング)がおすすめです。

歩くということは、身体にいいのはわかりますが、脳にもいいんですよ。
糖尿病で血糖値が高かったり、変動幅が大きかったりすると、認知症を進行させ、悪化させます。

前回紹介したロコモティブシンドロームに該当する状態となり、歩くこと、身体を動かすことが億劫となれば、筋肉が減っていき、血糖値が高くなりやすい状況になります。
血糖値が高いということは、自分の体からインスリンを一生懸命出そうとしているということ。それでも下がらない血糖値と、すい臓が全力で分泌しているインスリン。高インスリン血症状態というのは、がんになりやすかったり、脳の認知機能が低下しやすい状況でもあるのです。

適切な血糖値、適切なインスリン量を保つことが脳を守る、筋肉を守り、脳を守る、ということになるのです。

ウォーキングなどの適度な強度の運動を6か月~1年続けると、脳の施行や洞察力、記憶などにかかわる領域が増えることがわかっています。
週に150分。まとめてではなく、分散して運動するのがよいでしょう。この150分行うだけで、脳に変化が生じます。

運動を習慣として続けると、「インスリン様成長因子(IGF)」が分泌されるようになります。
IGFはインスリンに似た構造のホルモンで、成長ホルモンや栄養状態の影響を受けながら増減し、細胞の増殖や分化を促進する作用があります。

IGFはBDNF(脳由来神経栄養因子)の分泌を促進させ、脳の神経細胞(ニューロン)や、脳に栄養を送る血管を作り、成長を促すことで、脳の記憶と学習機能に重要な役割を果たすと考えられています。

つまり、歩けば、血糖値も下がって、脳機能も維持できて、筋肉も保つことができる。

 

歩くってすごい!

歩きながら、外の景色を楽しんだり、道を変えるなどの刺激も脳にいい刺激となります。自分で歩くルール(時間、タイミングなど)を決めて、やってないあなたは今日からはじめてみませんか?

 

【引用】糖尿病教室★知識はあなたを救う

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