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海藻成分の「フコキサンチン」などが注目 糖尿病や肥満を改善

北海道函館地域産業振興財団や北海道大学などが参加している「海藻活用研究会」は、函館で産学官が連携し、海藻の機能性の研究や有効活用、産業化をはかる活動をしており、2月にはシンポジウムも開催した。

海藻に含まれる成分として、「フコキサンチン」や「フコイダン」などが注目されている。

このうち、味噌汁などに使われるワカメやアカモクなどに含まれるフコキサンチンは、光合成に必要な天然の色素成分で、優れた抗酸化作用があり、2型糖尿病や肥満を改善する作用があると期待されている。

北海道大学などが実施した60人が参加したヒト試験では、1日に2mgのフコキサンチンを8週間とったグループでは、1~2ヵ月の血糖値の平均をあらわすHbA1cが下がった。

151人の肥満女性を対象に行われた別の試験では、1日に2.4mgのフコキサンチンの摂取を16週間続けることで、体重やウエスト周囲径が減り、体脂肪や肝臓の脂肪の増加も抑えられていることが示された。

「肥満に対策するために、栄養バランスの良い食事を続け、運動を習慣として行うことが勧められますが、海藻に含まれるフコキサンチンを摂取することも役立つ可能性があります」と、北海道大学水産科学研究院の宮下和夫教授が米国化学会(ACS)の学術集会で発表している。

「ただし、海藻に含まれるフコキサンチンは吸収されにくいので、体重減少の効果を引き出すには、大量の海藻を毎日食べる必要があります。フコキサンチンを活性化して、錠剤などにして摂取する方法を開発することを考えています」としている。

抜粋:https://dm-net.co.jp/calendar/2024/038150.php

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