27歳女性の屋台挑戦!
広島県広島市の街中を
100キロ超えの屋台を引きながら歩き続ける、
27歳の女性がいます。
https://www.youtube.com/watch?v=NIE0nlOSdis
売っているのは、おむすび。
屋台でおむすび、という珍しい商売を始めたのは2023年。
1年ほどの間にファンがどんどん増えていき、
「頑張ってね!」と差し入れを持って来てくれる
お客さまもたくさんいます。
おむすびの種類は、「鮭」「だし巻き明太」「唐揚げ」
「海老天」「ガーリックrice」「じゃこネギ」
「柚子胡椒ツナ」「梅」など。
おかずとして、「スパイシー唐揚げ」「だし巻き卵」
「牛すじ煮込み」も用意しています。
女性の夢は、おむすびと一緒に温かい汁物が出せるよう、
小さなお店を持つこと。
そのために、食べもの商売のセオリー通り、
屋台から始めることにしたのです。
莫大な資金を投入して、失敗することはできません。
なので、屋台から始めて、
自身の力量やお客さまの嗜好を知ることは、
非常に重要な開店準備なのです。
この女性は、できるだけお金を掛けないように、
リヤカーは大工である祖父の手づくりで、
調理は「シェア型クラウドキッチン」を利用しています。
また、宣伝にはインスタを活用しています。
移動中に現在の居場所をお知らせして、
お客さまが屋台を探さなくても良いようにしています。
さらに、ラインで予約できるようにして、
買いそびれることもありません。
街中を歩きまわり、たくさんの人と出逢い、
売れる場所と時間を知り、
いつどこに行けば良いのかもわかって来ました。
これは、屋台だからこそ知り得たことです。
屋台だからこそ、
広い地域にファンを作ることができたのです。
このファンの人たちは、やがてお店を持った時に、
わざわざ足を運んでくれるようになります。
屋台から始めたお店の店主たちなら、
実感していることでしょう。
そして、この女性店主は、屋台というアナログ商売に、
デジタルであるSNSを使いこなすことで、
確実にお客さまを獲得しています。
店主は「どうやったら早く売れるのかを
考えるのが楽しくなってきた」と言います。
商売の楽しさを知り始めたのです。
“一発当てたい”と商売を始める人はたくさんいますが、
理想ばかりが先行して、
借金だらけのまま消えていきます。
商売は、堅実でなければ続けられません。
お金にはシビアに。発想は大胆に。
おむすび屋台の成長を期待しています。
抜粋:iP 佐藤きよあきメルマガ